Breast Cancer Fighting Illness

ある日届いた健康診断結果の封を開けた瞬間、乳がんと向き合う日々は始まりました

入院1週間前

2022.3.31

入院まで1週間となった。
しばらく忙しかったのもあり、また少し現実逃避気味で考えることをやめていた。
乳ガンから離れたかった。
気づいたらもう1週間前になってしまっている。
しまった、なんの準備もしていない。
入院準備はもちろんのこと、私がいない間の引継ぎ等も終わっていない。
まあ、たかが2週間の入院だ。なんとかなるかな?

入院した次の日に手術予定。
あっという間に終わるんだろな。
どこも不自由のない痛みもない身体にメスを入れるのだ。
怖くないはずない。
自分の身体がどうなってしまうのか…想像できない。
キズはすぐに回復するものなのか?
体力が落ちて戻るまでに時間がかかるのではないか?
退院後の生活は今まで通りにできるのだろうか?

いや、それよりもなによりも…
片側の乳房が切り取られた自分の身体を受け入れることができるだろうか…
今はまだ想像もできないし、覚悟も整っていない。
現実から目をそらしたくなってしまう。

といっても時は待ってはくれなくて、
きっと気づいた時には手術1時間前とかになっているのだろうな。
その時の自分の姿を想像すると…やはり怖い。

命がかかっているような大手術ではないことはわかっている。
それでも酸素マスクや心肺モニターをつけられて手術室から帰ってきて、麻酔から覚めると術後の痛みを感じるんだろうな。
そんな自分自身をどんな風に感じるのだろうか?

ついいろんなことを想像してしまう。
心穏やかに手術を迎えるなんて私には無理かもな。
とにかく準備を進めなくてはいけない。
準備をしながら、心もできるだけ整えていこう。