Breast Cancer Fighting Illness

ある日届いた健康診断結果の封を開けた瞬間、乳がんと向き合う日々は始まりました

精密検査1

2022.3.1

今日は精密検査の日
CT、心エコー、骨シンチを行う予定である。

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受付時にもらった表にズラッと検査スケジュールが書いてあった。
ちょっとというかかなりげんなりする。

最初は骨シンチ撮影のための放射性同位体の注射である。
中央検査室の受付に行き、RI検査室に通される。
放射能標識が至る所に表示してある。
放射線を使った検査になるわけだから当たり前なのだが、やはり物々しくて緊張する。
まあ、緊張するのはそれだけではない。
私は基本的に注射はダメなのです。苦手すぎる。
注射や血液がダメなので医師や看護婦になるのは断念したくらいダメ。
きっとこの後造影剤等を入れるためのルート確保されるんだろうなとわかっていても、正直逃げたしたくなる。
手術等になったらこんなこと山のように行われるのに…耐えられるかしら?
慣れないといけないな。

最初に放射線技師の方が来られて説明を受ける。
『金具がついたものは身に着けてないですか?』
と聞かれ、ハッとする。
ブラジャーに金具がついてるではないか。
金具がついていないブラトップ等を用意して着ておかなくてはいけなかった。
ブラジャーは外して、家に帰るまでずっと私のバックの中に入っていた。

その後看護師がきて、案の定左腕にルート確保。
RIをルートから入れる作業は最初に説明を受けた放射線技師の方だった。
処置をしたということは、もしかしたら放射線科の医師だったのかもしれない。
きちんと名札を見ておけばよかったな。

RIを体内に入れてから2,3時間待ち時間があるので、その間にCTと心エコーを撮ることになっている。
最初はCT撮影
ルート確保したままCT撮影室に向かう。
たいして痛くもないのに、左腕に針が刺さったままと想像すると動きもぎこちなくなってしまう。
CT撮影機械にあおむけに横たわる。
MRIのように狭い空間に入っていくわけではないから閉塞感はないが、
大きなドーム状の機械が身体の周りを行き来するのはやはり気持ちの良いものではない。
最初は造影剤を入れない状態で撮影
その後造影剤を入れての撮影となった。
CTの造影剤は初めてだ。
『お酒を飲んだみたいに身体が熱くなりますが皆さんがなる事なので気にされなくても大丈夫ですよ』と説明を受ける。
あぁそうだ、何かでCTの造影剤を入れたら膀胱が熱くなって漏らしたような感覚になったと読んだことがあったな。
薬を入れることで身体の変化が自分の意志と関係なく起こるなんて…ちょっといやかなり恐ろしいなと思った。
薬剤師のくせに怖がるなんて…いや薬剤師だからこそ薬で何が身体で起こっているのか想像できるから恐ろしくなるのかもしれない。
『造影剤を入れますよ』と言われた時はかなり緊張した。
造影剤が身体に入ってきた。
確かに身体が熱くなってきたが我慢できないほどではない。
正直気持ち悪いような感じの熱くなり方だった。
なるほど、膀胱あたりもカッと熱くなり一瞬漏らしたような感覚になった。
もちろん漏らしてはいなかった。
検査の直前にトイレにいっておいてよかった。
造影剤を入れた後、更に詳しく撮影をしてCTは終わった。
その後ルートも外してもらい、やれやれ左手が自由になった。

次は心エコー
エコーは妊娠、出産時に何度も経験しているものなので特に不安とかもない。
今まで心臓で引っかかったこともないし…大丈夫だろう。
撮影も特に問題なく終わった。

最後は骨シンチだが、ここまで順調に進みすぎてかなり待ち時間がある。
CTが終わった時に食事をとってよいと説明を受けていた。
朝ごはんを食べてきてないのでおなかペコペコである。
病院内のフードコーナーに行ってちょっと早い昼食をとることにした。
定食を食べようかと思ったが、お弁当がおいしそうだったのでお弁当に。
何も焦らなくてもこのフードコーナーにはこれから何回も来るだろう。
いずれはメニュー全部を制覇してみようと思った。
お弁当を食べたが、まだ少し物足りなかったので
コンビニで甘いものとカフェラテを買って食べた。いや食べすぎだな。
食欲があり、食事が摂れるということはまだ大丈夫だ。
何の病気にしても口から食事をとることはとても大事である。
栄養を摂っておかなくてはいざ闘う時に闘えなくなる。
今はダイエットよりも闘うほうが大事である。

そうこうしているうちに骨シンチの時間になった。
中央検査室のRI検査室に戻る。
最初とは違う技師さんがいらっしゃった。
骨シンチを撮る機械に横たわる。
身体が動かないように固定される。
結構ピタッと固定された。
『機械がぐるぐる回りながら撮影していきます。10分くらいかかりますがその間頭など動かさないようにお願いしますね』
と言われた。
あおむけに寝ている状態で顔にところに撮影の機械が降りてきた。
顔ギリギリまで降りてきた。
正直”どこまで降りてくるん??止まらなかったら挟まれてしまう!”と思った。
物が迫ってくるというのは圧迫感がすごくて恐怖を感じた。
ゆっくり降りてくるのでさらに恐怖感を増す。
これは…閉所恐怖症の方はちょっといやかなり怖いかもしれない。
安全性が確立した検査だし、機械も信頼できるものだとわかっているが、
本能的に恐怖を感じるのだなと思った。
機械が少しづつ動きながら撮影を行った。
その間、ずっと身体は保定されたまま。
2回撮影されたので20分くらいかかったのかもしれない。
途中寝ていた。最初に感じた恐怖はどこへやらである。

骨シンチの撮影が終わり、外来に診察を受けに行く。
検査が思った以上に早く進んだため、診察の待ち時間がかなりあった。
1時間以上待ったが…
結局は先日の細胞診の結果がまだ出ていないという理由で診察は次回へ先延ばしになってしまった。
結果が出てないため、今日は何も決められないという理由である。
それならそれで先に言ってくれると良かったのだが…。
こういうところが大きな病院の欠点だな。融通が利かないのであろう。
乳腺外科の先生もN医師一人なので忙しいのもあるんだろうな。

次回は2週間後である。
それまでは結果もわからず、ただただ悶々と過ごさないといけない。
せめてCTや骨シンチの結果だけでも教えてくれたらよいのに…。
先延ばしにされると結果が良くなかったのではないかと勘繰ってしまう。
結果をゆっくり診て、治療方針を考えたいという意向なのかもしれないが、
とにかくそうなってしまったのだから仕方がない。
治療方針が決まるまで、予定が立たないのがつらいな。
診断書も書いてもらえないのでガン保険の請求もできない。
やれやれだ。

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今日行った検査の明細である。
病理診断は最初の受診時に採った検体でのものだ。
今日請求にのせられたんだな。
で、今回の検査での請求額は...
39,980円である。
さすがに今回は高いな。
カード支払できる病院でよかった。
限度額認定証の申請書類を早く出さないといけないな、こりゃ。

今回は検査の詳細を記録として書いてみた。
結局はなんの結果もわからないままで悶々としているのだが...。
少しでも希望の見える結果であることを祈るばかりである。