Breast Cancer Fighting Illness

ある日届いた健康診断結果の封を開けた瞬間、乳がんと向き合う日々は始まりました

乳がん告知

2022.2.22

今日は細胞診の結果がわかる日。
午前中は仕事し、午後より結果を聞きにいくことにしていた。
99%乳がんだとわかっている。
それでも…やっぱり怖い。
ガンの性質が悪いものだったらどうしよう?
転移が広がっていたらどうしよう?
考えることは悪いことばかりだ。

午前中の仕事を終え、病院へ向かう。
外は真っ青な快晴。
空気は冷たいが、とても良い天気。
天気が良すぎて悪い予感しかしない。
病院へ着く。
再診の手続きをして外来前へ。
診察室前は電波が悪くてスマホが圏外になる。
Twitterみて気を紛らわせようかと思ったが、それもかなわずだ。

診察室に呼ばれる。
N医師より早速先日の検査結果の説明を受ける。

『浸潤性乳管癌』

と言われた。

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あぁこれがいわゆる告知というやつだな。
ぼんやり思った。

大きさは2.6cm。
想像してたよりは小さかった。
しかし形はかなりいびつで、どこを測るか迷ったと話していた。
右リンパ節の検体も陽性だったとのことでリンパ節転移も認められた。
ステージはⅡb以上と告げられた。

予想していた通りだった。
わかっていた、わかっていたけれど…
やっぱりダメージは大きいな。
ひとつも喜ぶような報告はなかった。
よかった…と思えるような報告が一つでもあれば気持ちも変わるんだろうな。

ガン細胞のサブタイプに関してはまだ検査中とのこと。
これからやる検査としては
CT、骨シンチ、心エコー、血液検査、心電図、胸写
MRIは場所的に全摘適応なので広がりを確認する必要はないのでやらないと言われた。
CT、骨シンチ、心エコーは機械の予約もあるし1週間後になった。
血液検査、心電図、胸写は今から行うと言われた。

治療方針はまだ定まっていないが、リンパ節転移が認められるので、
すぐに手術というよりは術前補助化学療法より始めるようななるだろうと説明を受けた。
そうだな、それが妥当だと思う。
それが標準治療になるもんな。

それから検査を行うために検査室にまわった。
心電図とるとか予想してなかったから、脱ぎにくい下着を着ていたことを後悔した。

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今日行われた検査項目はこれだけ⇧
そうか、腫瘍マーカー検査も行うんだな。
梅毒も肝炎ウイルス検査もやらないとね。
診療明細書は検査項目や処置項目が詳しく書いてあるので好きだ。
こういうのって見ないとわからないもんね。

検査が終わった後、
看護師さんより次回の検査の説明を受け、同意書を書いた。
骨シンチか…全身に散らばってないことを祈るしかない。

今日の診察が終わった。
お昼を食べていなかったので、病院のイートインでサンドイッチとコーヒーを買った。
食べながら、まずは生命保険会社の担当者にLINE連絡。
診断書はもう少し先になりそうだと連絡した。
その後、現在離婚調停中の旦那にメッセージを書いた。
とても簡単に、乳がんになったことと身の回りが大変になるので早く離婚成立したいことを告げた。
なんと返ってくるだろうな。ちょっと不安になる。

病院は海辺のロケーションの良い場所にある。
今日は空も海も真っ青で最高の天気だ。
こんな日に、ほんと皮肉だなと思った。
私の気持ちのようにどんよりと荒れ狂った海であったほうが少しは気もまぎれたかも。
そんなことを思いながら、病院を後にした。

次の検査はまた1週間後。
粛々と検査を受けていくしかないな。
自分のためにも子供たちのためにも頑張ろう。