Breast Cancer Fighting Illness

ある日届いた健康診断結果の封を開けた瞬間、乳がんと向き合う日々は始まりました

2次検査

2022.2.15

今日は乳がん疑いの2次検査の日でした。
記録のためにどのような流れで検査を行ったのかを書いておきたいと思います。

9時半に病院に着き、総合受付にて受付を済ます。
受付後、乳腺外来のある2階の外科外来の受付の前で待つ。
受付には以前一緒に働いていた子がいた。

10時15分頃に名前を呼ばれ、再度マンモグラフィー画像を取ってくるように指示あり。
1階へマンモグラフィー撮影に行く。
到着後にすぐに呼ばれ、画像撮影に移る。
疑いのある右乳房は特に入念に連続写真を撮られた。
その後外来受付に戻り、診療室の隣にあるエコー室へ。
乳房のエコーを入念に撮る。
撮ったのは検査技師さんだった。
右乳房の疑わしい部分では何枚も写真を撮っていた。
あぁ、この部分に疑わしい患部があるのだろうなと思いながら天井を眺めていた。
エコー撮影は腋下のリンパあたりまでしっかり行っていた。
その時『最近ワクチン接種とかありませんでした?』と聞かれた。
1月中旬にコロナワクチンの3回目を受けたことを伝えた。
ただ、接種場所は確か左だったと思う。

両側ともエコー撮影は終わり、乳腺外科医のN医師がこられるのでそのまま寝ていてくださいと告げられた。
看護師が入ってきて、なにやら注射器が器具を用意している。
今から細胞診をするための検体採取を行うのだなと察した。
細胞診のための針生検。
詳しい手技等を調べていなかったのでどのような形でやるのか不安になった。

しばらくしてN医師が入ってきた。
髪が伸びていて、最初はN医師と気づかなかった。
相変わらずお元気そうでフランクな感じでとても感じがよい。
マンモグラフィーとエコーで怪しげな影があること
それとともに右腋下のリンパも少し腫れていることを告げられた。
リンパの腫れは全く予想していなかったので驚いた。
右にワクチンを打ったのであればその影響も考えられるが、
ワクチンは左とのことなので、リンパへの転移も疑われるのでリンパ節の細胞も一緒に採取して調べさせてほしいと言われた。
もちろんだ、疑わしいところはすべて調べてもらわないといけない。

エコーで患部を見ながら細胞採取を行っていく。
最初に右腋下のリンパより細胞採取。
これは少し大きめの針を刺してシリンジで引いて採取する方法だった。
特に局部麻酔もなく、腋下には針を刺し、少し動かしながら補助の看護師にシリンジを引くように指示をしていた。
針をぐりぐり動かしているときはちょっと痛かったが我慢できる程度。
『思っていたよりやわらかいなあ。結構動くんだけどね』
とN医師がエコーを取った検査技師に話していた。
これが何を意味するのか…いい兆候ならうれしいが。

次に右乳房の検体採取。
かなり大きな器具がでてきた。
正直怖くて正視できなかった。
『3か所から採ろうと思います。麻酔をかけるから痛くはないけど音が大きいから驚くかもしれない。ちょっと音を聞いて慣れてみましょう』と
”ガシャン”とかなり大きな音がした。
患部に刺しこんで、細胞を切り取ってくるというイメージだろうか?
ちょっと恐ろしくなった。
局所麻酔を入れられた後、すぐに一回目の採取。
エコー画像を見ながら患部に刺しこむ様子が見える。
”ガシャン”
麻酔の利きが甘かったのか1回目は正直痛かった。
器具を抜いてすぐに検体を別の検査技師に渡す。
多分出血しているのであろう、看護師が穿刺部位を押さえる。
続けて2回同じように検体採取を行った。
途中『気分が悪くないか?大丈夫か?』と医師と看護師それぞれから聞かれた。
きっと真っ青な顔をしていたのだろうな。
恐怖で血の気がひいているのを自分でも感じていた。

検体採取が終わった後、看護師がかなり長い間穿刺部位を押さえていた。
結構出血しているだろな。
細胞を切り取るんだもん、出血するわな。
考えると貧血を起こしそうになるのであまり考えないように天井を眺めていた。

検査がすべて終わり、身支度をして診察室の外で待っていた。
すぐに呼ばれ、中に入った。
マンモグラフィーの画像を見ながら説明を受ける。
エコー室で受けた説明とほぼ同じような説明。
”疑わしい”という見解ではっきりと”悪性ガン”とは言われなかった。
それはそうだよな。細胞診でガン細胞が見つかって初めて診断がおりるものだ。

その後、家族構成を聞かれた。
旦那とは別居し離婚調停中を話し、子供2人と住んでいることを伝えた。
実母と兄弟の所在地も聞かれた。
まあ、家族構成の確認は大事だよな。
『キーパーソンはどうしましょうか?』
少し考えて、息子にすることにしました。
一応成人しているし、同居しているのが大きな理由。
実兄はやはり住んでる場所が遠いし…なにかあったら頼るつもりだけど、とりあえずは家族の中でなんとかなればと思っている。

仕事の有無や職種、職場を聞かれた。
その時初めて昔お世話になっていることを伝えた。
N医師もちょっとびっくりしていた。
『じゃあある程度は詳しくわかりますよね』
と言われ、『はい、ある程度まではなんとか』と答えた。

とにかく細胞診の結果、リンパへの転移の有無で治療方針が決まる。
来週まで持ち越しというわけだ。
来週の受診日を決めて診察は終わった。

最後、診察室を出る直前に
『先生、限りなく黒に近いですよね』
と力を振り絞って聞いた。
先生は
『…がんばります』
と深々と頭を下げた。
そうだ、それが答えだよな。
言葉に詰まりながら
『よろしくお願いします。ありがとうございました』
と診察室から出た。

その後、少しフラフラしながらも会計を済ませた。
検査にかかった費用は18,000円程度
そのうち5,500円は総合病院の特定療養費になるので、
実質12,500円程度ということになる。
これから乳がんの2次検査を受ける方の参考になるかな?
医療機関によって変わるだろうが、費用としては大体これぐらいかかるようだ。
正直、もっとかかると思っていたのでこの程度でよかった。
まあ、これからたくさんお金がかかるだろうからね。

今回は検査の内容を詳しく書きました。
これから受ける方の参考になればと思います。
この検査を受けての私の気持ちなどは、また後日書けたら書こうかと。
今日はこれが精いっぱい。
備忘録として書くことで少し気持ちの整理がついたかな?

今日はとにかくゆっくり休もうと思います。