Breast Cancer Fighting Illness

ある日届いた健康診断結果の封を開けた瞬間、乳がんと向き合う日々は始まりました

健康診断結果

2022.2.4

仕事中、2週間前に受けた健康診断の結果表が郵送されてきた。
毎年毎年受けている生活習慣病予防検診だ。
今年は50歳なので、様々な付加検診も受けた。
もちろん2年に1回の乳がん子宮がん検診も受けている。
ここ最近は尿蛋白+が続いており、そろそろ泌尿器科に精査をお願いしないといけないと思っていた。
尿検査の結果を確認したいなと思い、仕事がひと段落したときに開封してみた。
いつもより大きな封筒で届いたことが少し気になった。

開けてみると、健康診断の結果表ともろもろの案内状が入っているのとともに、
梱包材に包まれたCD-ROMが入っていた。
これはなんだろう?と思いつつ、結果表を確認する。
総合的な結果表と別に、乳がんマンモグラフィーの結果表も入っていた。

マンモグラフィーの結果表を確認すると
”要精検査”と

驚いた
予想もしていない結果に頭の中が真っ白になった

『腫瘤スピキュラ高濃度(カテゴリー5)

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結果表にはそう記載してあった。

仕事中であったため、それ以上は調べられなかった。
動揺しながらもなんとか午前中の仕事を終えた。

”カテゴリー5”
調べてみると限りなく乳ガンの可能性が高いことがわかった。
健康診断を受けた医療機関には乳腺外来がないため、他の医療機関に精査をお願いしなくてはいけない。
以前より信頼している乳腺外科医のいる総合病院へ精査の予約を入れることにした。
総合病院だけあって、予約は10日後になったがしかたがない。
できれは来週最初でも検査を受けたかったのだが、やはり信頼できるところで受けたい。

その日のすべての仕事を終えて帰路についた。
空はどんよりしており、いつもとは違う風景をみているようだった。

何をしていても悪いことしか考えない。
悪性度が高いガンだったらどうしよう
ガンが広がっていたらどうしよう
手術の時、家のことはどうなる?
子供たちは不安に思うだろう
治療費はどうなる?
これから離婚調停が始まるのにどうなる?

正直不安しかない。
食欲もない。
とにかく何も考えずに眠りたい。
帰宅した後食事もとらずに横たわった。
金曜日でよかった。
明日は休みだ
ゆっくり寝よう、何も考えずに…